2008年02月03日
緑の砂漠!?

「緑の砂漠」この言葉、聞いたことがありますか?
周辺の山を遠くから見ても「緑一面」の森が広がっている様に見えるでしょう。
しかし、実際森の中に入ってみると森の現状は一様ではありません!
写真の森は、木々の葉の部分より下はほとんど何も生えていない状態になっています。
このような森の内部の状態を称して「緑の砂漠」と云います。
このような森は、本来森の持っている公益的機能が低下しているだけでなく、森自体が崩壊の危険に有ります。
木の根元を良く見る(下写真)と、落ち葉や枯れ枝がほとんど無いので土が見えています。
雨が降ると土が流されやすく、すでに木の根の一部が見えてしまっています。
「緑の砂漠」は、主に住宅建材用に先人たちが植えたスギ・ヒノキの森に見られます。
本来の森の機能を回復するためには、「間伐」という間引き作業が必要です。
スギ・ヒノキの森の約半分が早急に「間伐」を必要とされている森だそうです。
言い換えれば、それだけ森の機能が低下しているといえるでしょう!!

Posted by エスジェック at 10:09│Comments(0)
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