2009年10月14日
枝打ち林の間伐
46年生のヒノキ林を間伐しています。
この木々は、27年前に良質材を生産するために「枝打ち」がされています。
植えられたのが昭和38年・枝打ちされたのが19年生の時で昭和57年です。
(皆さんその頃、何をされてました??)
枝打ちは、角材にした時表面に節(枝の痕跡)が見えない様にする為に行ないます。
角材4面の内、節の出ない面が多いほど高値で取引されます。
しかし、価値観の変化や建築様式の変化で、高級材とされてきた「無節材」の需要は激減し、当時の枝打ち作業にかけたコストはまったくペイできない状態です。
枝打ちされた丸太には特有の「セミ」といわれる皮の模様が現れます。
木に蝉が止まっている様子を模しているので「セミ」といわれるようになったとの説もあります。
断面からは、枝打ちした時の幹の太さを確認できます。
セミからは枝を切った時の傷の大きさやそれがどれ程早く癒えたかを知ることが出来ます。
皮を少しずつ削った時、セミが早く消えるほど傷は早く癒えたことになります。
それらから、角材にした時無節の面が何面になりそうか?傷からの変色等が無いかを想像するわけです。
話が専門的になりすぎるので.....
この現場で「伐採イベント」を行います。
10月24日(土)です。森林を使った遊びも企画して今すのでお気軽にご参加ください。
Posted by エスジェック at 00:46│Comments(0)
│森での仕事